「キャッチボールはいいのに、試合になると暴投してしまう……」と悩んでいませんか。送球の不安を「肩の弱さ」だと思い込んでいる選手は多いですが、実はコントロールの鍵は腕ではなく「左足」にあります。
この記事は、「送球ミスを減らしたい」選手や指導法を探す保護者の方に向けて書きました。現役コーチの視点から、暴投を招く「足の開き」の正体や、正確な送球を生む「左足の3か条」、安定感を高める実践ドリルを詳しく解説します。
この記事を読めば、身体の土台から見直す「コントロールの作り方」が分かり、自信を持って一塁へ送球できる守備力を手に入れる確実な一歩を踏み出せるはずです。
なぜ「左足」が送球のコントロールを決めるのか?
多くの選手は、コントロールは=手先だと思っています。でも、野球の送球は完全な全身運動!
特に左足(右投げの場合)は
•投げる方向を決める「照準」
•力を止める「ブレーキ」
この2つの役割を持っています。自分自身ここが毎回バラバラでした。
•左足が開きすぎる(オープンになる)
踏み出した左足が外を向くと、体が早開いてしまいます。
結果
- シュート回転 •高めに抜ける
自分は何度か内野安打を許しました。 - 左足が内側に入りすぎる(インステップする)
逆に、内側に入りすぎると、体の回転がとまります。すると、•ひかっけた送球 •ワンバンどちらも、足がブレーキになりすぎている状態です。
【コーチ直伝】安定した送球を生む「左足」の3か条
送球ミスを減らすために、現場で選手に伝えている3つのポイントを紹介します。
① 相手に対して「一本の線」をイメージする
踏み出す左足のつま先は、必ず「投げたい相手」に向けます。 練習では、地面に線を一本引き、その線の上に右足の土踏まずと、踏み出す左足が真っ直ぐ乗るように意識させます。これができるだけで、力の伝達が直線的になり、左右のズレが激減します。
② 「かかと」から着地して壁を作る
つま先からベタッと着地してしまうと、膝が割れて力が逃げてしまいます。 「かかとから着地し、左膝を柔らかく使いながらも外側に逃がさない」ことで、下半身に強い「壁」ができます。この壁があるからこそ、腕が鋭く振れるようになります。
③ 踏み出す歩幅を「一定」にする
暴投が多い選手は、その時々で歩幅がバラバラなことが多いです。 基本は「5歩〜6歩分」と言われますが、内野手なら素早く投げるために少し狭くするなど、自分にとって一番力が伝わる「いつもの歩幅」を体に覚え込ませることが大切です。
送球を安定させるおすすめの練習法:ライン・スロー
私が現場で必ず取り入れている、左足を意識するためのドリルです。
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ラインを確認: 運動場の白線や、線を引いた場所に立ちます。
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ステップの固定: 相手に対して真っ直ぐ左足を踏み出すことだけを意識して、10メートル程度の距離でキャッチボールをします。
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セルフチェック: 投げ終わった後、自分の左足が線の上にあるか、つま先は相手を向いているかを確認します。
派手さはないけど、この練習をした選手は確実に送球が落ち着きます。
まとめ:コントロールは足で作るもの
「腕を振る」ことよりも先に「足を正しく着く」。これができるようになると、驚くほど送球の安定感が増し、自信を持ってプレーできるようになります。
もしチームメイトや自分自身の暴投に悩んでいるなら、今日から「手先」ではなく「左足の向き」を見直してみてください。


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