「子供が野球を始めたいと言ったけれど、何を選べばいいの?」と用品店で途方に暮れていませんか。実は、最初のグラブ選びは上達速度だけでなく、お子様が野球を好きになれるかを左右する重要事項です。
この記事は、「初めての道具選びで失敗したくない」保護者の方に向けて、現役コーチであり親でもある私の視点から書きました。やりがちな「大きめサイズ」の落とし穴や、成功体験を積むために欠かせない「5つのチェックポイント」を詳しく解説します。
この記事を読めば、お子様の手と心にフィットする「最高の相棒」を見極める力が身につき、親子で楽しく野球のスタートラインに立てるはずです。
なぜ「大きすぎるグラブ」は避けるべきなのか
保護者の方が一番やりがちなのが、「どうせすぐ大きくなるから」と少し大きめを選ぶこと。
気持ちはとても分かります。僕も最初はそう考えました。
でも、これは結果的に遠回りになることが多いです。
▶︎ コーチとして何度も見た失敗例
大きすぎるグラブを使っている子は、
・ボールをうまく挟めない
・グラブが閉じきらない
・捕る瞬間にボールがこぼれる
という場面がとても多いです。
これは才能の問題ではありません。握る力がグラブに正しく伝わらないのが原因です。
グラブは「閉じて捕る道具」です。
サイズが合っていないと、
・指が余る
・力が分散する
・結果としてエラーが増える
という悪循環に入ります。
エラーが増える
↓
自信をなくす
↓
野球が楽しくなくなる
これが一番避けたい流れです。
親として見てほしい「グラブ選び5つの視点」
① 手に入れた瞬間のフィット感
店頭で必ずやってほしいのが、グラブをはめて「グーパー」をさせること。
▶︎ 親としてのチェックポイント
・無理なく閉じられるか
・指が余っていないか
・痛そうな表情をしていないか
ここで違和感があるグラブは、練習でも使いにくくなります。
② 革は「最初から柔らかめ」でいい
「良い革=硬い」と思われがちですが、初心者のうちは逆です。
硬すぎると、
・閉じられない
・捕れない
・楽しくない
につながります。
▶︎ 現場の実感
最初から少し柔らかいグラブの方が、「捕れた!」という成功体験を早く積めます。
③ 重さは想像以上に重要
特に低学年では、グラブが重いだけでスイングや走り方まで崩れます。
▶︎ 親目線の判断基準片手で持たせてみて、「重い」と口に出るなら、それは重すぎです。
④ ポジション別は考えなくていい
最初から「内野用」「外野用」と決める必要はありません。
理由はシンプルで、子供の適性はやってみないと分からないからです。最初はオールラウンド用で十分です。
⑤ 本人が「使いたい」と思えるか
これは性能以上に大切です。
▶︎ 親として感じたこと同じ練習量でも、「お気に入りのグラブ」を持っている子の方が、明らかにボールに向かう姿勢が違います。
色でも、デザインでも構いません。最後は、本人の気持ちを尊重してあげてください。
買ったあとにやっておきたい最初の一手
グラブは買って終わりではありません。
・軽くオイルを塗る
・親子でキャッチボールをする
・一緒に少し揉んでみる
この時間自体が、子供にとっては「野球の思い出」になります。
型付けサービスを使うのも、全く問題ありません。
まとめ:グラブは「上達の前に、楽しさを支える道具」
高いグラブである必要はありません。有名ブランドである必要もありません。
一番大切なのは、「自分の手でしっかり扱えること」です。
捕れた瞬間の「パチン!」という音。その一回が、子供を野球好きにします。
コーチ兼・親からのワンポイント
迷ったら、「このグラブ、ちゃんと閉じられる?」と子供に聞いてみてください。
その答えが、今のベストなグラブです。
親子で一緒に、最初の相棒を選ぶ時間を楽しんでください。


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